より安全で快適な車は、Sikaから始まります

自動車が開発されて以来、車両の安全性と快適性は常に求められてきました。自動車メーカーは、車両静粛性の向上と軽量化という課題に直面しています。従来は車体構造の軽量化を図ってきましたが、その結果、車内の騒音の発生や耐衝撃性が低下してしまうことがありました。安全性や快適性への課題を克服するために Sika はさまざまなソリューションを開発・提供しています。

安全性のソリューション

SikaReinforcer®を車体構造と一体化して設計することで耐衝突性と剛性を高めることができます。この先進的な技術は、メルセデスSクラスの軽量アルミニウムに採用されました。SikaReinforcerが車体を補強するために使用され、車両の総重量を10 kg以上削減することに貢献しました。

構造用接着剤SikaPower®を使用することで、耐衝突性を改善することができ、機械的負荷がかかる車両部位でアルミニウムや複合材料などの軽量素材を接着でき、また、車体に剛性を加えることもできます。

また、これらの技術を組合わせれば、最大の効果とコスト削減を実現することもできます。高度なCAEを用いて車体の設計を最適化することで、実際の試作の必要性を減らし、最終段階での変更を回避することにより、開発コストを削減することもできます。

快適性のソリューション

SikaDamp®は、乗員に不快感を与える騒音を軽減し振動を減衰させることができます。車体パネルを制振しながら最適重量を実現するように設計されています。この拘束層型制振材は、優れた重量対性能比を持ち、世界中で広く使用されています。

SikaBaffle®は、射出成形または押し出し成形された熱可塑性樹脂またはゴム系の製品で、車体のキャビティ内の騒音を吸音するように設計されています。これは組立て時に車体構造に配置され、Eコートオーブンで発泡します。高い発泡性と3次元設計により、完全なシーリングが確保されます。