バッテリーに進化をもたらすバッテリー接着テクノロジー

バッテリー内部の構造接着は、安全性と耐久性を高める重要なテクノロジーです。モビリティ向けバッテリーも、設置型バッテリーも、厳しい環境にさらされたときに耐えられる強さが必要です。Sikaには、セルからバッテリーパックまで対応する幅広いバッテリー構造接着ソリューションがあり、最も厳しい仕様にも対応する化学製品を取り揃えています。

構造接着のメリット

  • 耐久性を高められるため、長期間の使用に耐える安全なバッテリーの設計に役立つ

 

  • 施工効率が高く、製造コストを削減できる

 

  • 設計の自由度が高く、まったく新しい材料を扱いやすい
Robot arm applying adhesive

バッテリー電動車の衝突安全基準は厳しく、頻繁に改定されています。リチウムイオンバッテリーパックのエネルギー密度が高まれば高まるほど、安全基準が厳しくなっていく可能性があります。中国のGB 38031-2020や欧州のUNECE R100 Rev.3などの規格では、バッテリー故障が発生しても車内の安全性を一定時間確保し、乗員が安全に脱出できるようにすることが重要な要件として定められています。こうした安全基準を達成するために、Sikaの構造接着ソリューションを利用してバッテリーパックコンポーネントの強度と堅牢性を高め、熱負荷や機械的負荷にさらされても優れた耐久性を発揮させることができます。

Exploded view of battery inside an e-truck

設置型蓄電設備のバッテリーは、長期間の使用に耐えなければなりません。ライフサイクルや安全性に対する要件が厳しくなる中で、コンポーネントの機能を確実に維持するためには、これが重要となります。製造工程を高速化、効率化して、製品の耐久性を高めてライフサイクルを延ばすには、バッテリーのセルとモジュールを強固かつ効率的な方法で接合する必要があります。Sikaの構造接着ソリューションでは、さまざまな技術仕様をサポートする幅広い製品を選択できます。

Cure-in-place-Gaskets for energy storage

構造接着ソリューション

Sikaの構造接着用製品には、高強度のエポキシ系接着剤から、急速に硬化するアクリル系接着剤まで、最も要件の厳しいバッテリー用途に対応する高品質のソリューションが用意されています。

  • SikaPower® - 1成分形熱硬化エポキシ系と、2成分形室温硬化エポキシ系があります。最高レベルの強度を発揮し、最も要件の厳しい用途に対応します。
 
  • SikaForce® - 2成分形ポリウレタン系接着剤。最も幅広い強度、弾性率、硬化時間に対応します。このシステムにはさまざまな製品が含まれ、最も困難な仕様に対応できます。
 
  • SikaFast® - 2成分形アクリル系接着剤。硬化速度が重視される、高速な塗布プロセスに対応します。耐久性の高いシステムを短時間で製造することが求められる、高速なリーン組立て工程に対応します。.

1成分形エポキシ系接着剤とスポット溶接

接着と溶接は異なる接合技術ですが、組み合わせることで幅広いメリットが得られます。1成分形熱硬化エポキシ系接着剤の構造強度を利用して、バッテリーを保護する強靭なシステムを構築できます。接着剤を塗布した後でスポット溶接を行うことで、組み合わせた構造体を保持しながら、プロセス内で熱処理を加えることができます。これにより、たとえば電着塗装を養生しながら、接着剤の硬化も進められるという利便性が得られ、非常に高い耐久性と耐障害性を実現できます。

Close up of robot arm applying adhesive

溶接の問題点

OEMにとって溶接はコストの高い工程ですが、Sikaはそうしたリソースの最適化を支援できます。溶接箇所の一部を構造用接着剤に置き換えることで、高い価値が得られます。これにより、溶接工程のキャパシティが限られていても生産量を高めることができ、それ以外の工程でも接着剤を活用することで、部品製造のコストを削減できます。熟練した溶接工は世界的に不足しています。この貴重なリソースをSikaが最適化する方法について、Sikaのエキスパートに今すぐお問い合わせください。